設計デザインを担当する建築家との顔合わせと現地調査を「34509」で行う。
顔合わせとは
STAGEWORKSでは可能な限り、現地での顔合わせを行う。
施主である新オーナーと、建築家が目的となる空間のなかで空気を共有することを重要視するからだ。施主と建築家の相性も見えてくる。プロデューサーとしては、セッティングする前に色々な視点でマッチングを行うが、最終的に設計監理を依頼するかどうか、を相性で決めていただくことにしている。同じ方向を見ていることで、プロジェクトの過程で出てくる課題は大抵乗り越えることができるからだ。
設計デザインを担当する石井大吾と新オーナーのasofoxさんの初顔合わせでもある。
世代は違っても、共通項が多く、石井大吾も34509には何度も足を運んでいることも有り、スムーズにディスカッションは進む。実際は顔合わせを通り越して、そのまま現地調査に入ってゆくことも珍しくはない。
asofoxさんが、ずっと温めていた空間イメージのデッサンを元にディスカッションを進める。
建築家に設計を依頼する時に、どこまで自分たちのイメージを持ち込んでいいのか。
意外かもしれないが、遠慮したりしてしまうことは少なくない。
建築家によってはデザインの希望は簡単に聞いた上で、初回提案を。という人もいる。今回のプロジェクトでは、デッサンのイメージの成熟度が高いこともあり、デッサンのイメージを軸に石井がディテールに落とし込むという方針に決まった。
イメージを建築家にどう伝えるか。
雑誌を持参したりする人もいれば、Pinterestのような共有ツールを使ってイメージを共有する人もいる。建築家によってはざっくりとしたリクエストを聞いて、プレゼン。という方針も少なくはない。お施主さんにしても、イメージを出すことを躊躇ったりすることもある。
でも、迷わずイメージはぶつけましょう。
建築は建築家の技術と情熱によって生み出されるものだけど、建築家のエゴのためにつくられるものではないので。そこにお施主さんの情熱が加わってこそ素晴らしい空間はできあがります。
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