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ときわ台の住宅

設計・監理 Daigo Ishii Design

常盤台と言えば並木道、袋小路のある高級住宅街といったイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、周辺には昭和後期のマンションも多く見られます。そんな昭和のマンションの1階住居をリノベーションした事例です。

クライアントは高いところが苦手で自転車が趣味、自然と1階を中心に物件を探すことになりましたが、マンションの1階にはネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし同時に日本の平屋に憧れる方もいると思います。リノベーションでは、マンションに平屋の要素を持ち込むことだって可能です。
ここでは玄関入った正面のスペースは「外部」として扱い、右手は「母屋」左手は「離れ」と見立てています。中間は中庭として扱われ、自転車や漫画などの趣味の空間になっています。そこに飛び石を配置して「母屋」と「離れ」を繋いでいます。
一見ネガティブな条件も、捉え方によってプラスの要素に変えることができるのも、リノベーションの利点の一つだと思います。

●場所:東京都板橋区  ●建物:10階建1階部分  ●家族構成:夫婦(計画時) ●工期:2ヶ月  ●専有面積:98.20m2

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